2009-04-19

挨拶に。

まだその地が阪大病院の跡地であり、廃墟であった頃、それはポツンと立っていた。勤務地が近くであった為、よく前を通る事もあった。夜ともなれば、その廃墟を背にし"寂しい"等ではなく、むしろ"不気味"であった。
そこは今、ちょっとしたショッピングエリアになっている。TV局も移転し、「ほたるまち」と呼ばれるその街は、過去の面影など少しも残していない。唯一残る石碑を除いて…。「福澤諭吉誕生地」
今、慶應義塾を志す自分が、こういう立場でここに来るとは思わなかった。 近くまで来る用事があり、立ち寄っただけなのだが。

150年以上前にこの地で生まれた人間が創り出した物が、今の時代に引き継がれ、その志の下で学ぼうとしている自分。言葉にしがたい感覚であった。

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